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「それでなんだけど。」
秋人は改まって番長の顔を見つめた。
「いつも一緒に9人で居てるだろ?
みんなにオレのこと言ってほしい。」
「いいの?」
流石にそれは思い切り過ぎ何じゃないかと思うが秋人は真剣で番長は何も言えなかった。
「うん。オレ、亜音も番長も残りの7人のこと信頼してるし、みんな親友だと思ってる。
…亜音は親友以上に思ってるし妹みたいに思ってる。
いつも9人で居てるのに2人だけで秘密の話するのは、みんなの仲崩したくないし。」
「それくらいやったら、みんな何も言わないと思うけど…秋人がいいんやったらそうする。」
(みんなが知ってる方が都合いいし。)
「みんなで集まった時、番長から言ってくれたらいいから。」
「わかった。」
「ホント、ありがとう。」
秋人は笑顔で番長に笑いかけた。
「気にすんなって!」
そう言って2人は色んな話をしながら家に帰った。
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