12人が本棚に入れています
本棚に追加
「あの、済みません。番長さま。」
「はい、なんですか?」
「ソレはどこの誰から聞いたのですか?」
「あなたの家の隣の秋人君から聞きました。」
「いつ?」
「昨日。あなたと別れた後に彼から連絡がありました。」
やばい。意味わかんない。
うん、変な液体出てきそう。
「はい、他のみんなも喋りたいやろうけど、黙ってて。な?」
番長がみんなを見渡せば、みんなは口を押さえてコクコクと頷き、早く早くと瞳で訴えていた。
「質問があるヤツは挙手やでー。わかったか?」
みんなはまた、コクコクと頷いた。
なんでみんなそんなに冷静?
「昨日亜音はみんなより先に帰りました。
そしていきなり秋人は亜音にオレは太郎が好きだ宣言をした。
そして亜音は狂いました。
そして家に帰った亜音を見て、秋人はうちに電話をかけてきました。
話したいことがあるから、公園で話したいを言われました。
ホモ宣言をされました。
それから、自分の重りを亜音に擦りつけたコトを後悔していました。
亜音は誰にも言わずに苦しむだろうから、相談にのってあげてほしいと頼まれました。
でも2人で話すのは他のみんなに怪しまれるから、他のみんなにも話してほしいといわれました。
そして、みんなのコトをとても信頼していると言っていました。
はい、質問開始!」
なんのバトル漫画と思いながら私はだらしなく口を開け、ポカーンとしていた。
最初のコメントを投稿しよう!