ブルータス、お前もか。

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「ソレはナイナイナイナイ!!!」 私が大きな声を上げると番長にうるさいと叩かれた。 「まあ、ソレはあり得そうなんだけど…。里子の感は当たらないから。」 奈央子が残念そうに言う。 なんで残念? 「私はお似合いだと思っただけ~。」 里子は少し拗ねてまたゲームに集中しだした。 なんだかあの生意気な里子が可愛く思えた。 「確かにそれは私も思うわ。 少しでもライバルは少ない方がいいからね。」 凛が里子の言葉にうんうんと頷く。 「何にせよ、たっくんが私のコト好きってことはないの。」 本当にたっくんコソ一番わからない。 今まで付き合ってきた女の子のタイプはバラバラだし、付き合う期間は短いし。 恋愛面では、あのモテモテなあっくんより上ではあると思う。 「ソレで、アンタはあっくんの応援をするの?それとも自分を応援するの?」 奈央子にそう言われたがそんなの初めから決まっている。 「そりゃ、今は自分のコトでいっぱいいっぱいだから。」 私がそういえば、みんなにっこりと笑ってくれた。 なんだかみんなに心配かけてたコトが物凄く申し訳なく思えた。 「好きな人の幸せは願いたいけど、まだそんな余裕はないもん。」    
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