story2.俺は荷物じゃねぇっ!

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  (椿side) 『おーい』 相変わらず、俺をかついだまま走る… いや、今はあるいているオレンジ頭 『シカトか、ミカンか、 兄貴に言いつけてやろうか?』 『ミカンじゃねぇっ!』 『聞こえてんならサッサと下ろせ、一護! 俺は荷物じゃねぇっ!』 べしっとオレンジ頭を叩く “いてっ”と声が聞こえたが、気にせずにもう一度叩いた 『打つの止めろって。 てかお前、俺のこと覚えてんだ?』 『そんだけ眩しいミカンがありゃぁ、 嫌でも覚えてる』 皮肉に言ってみたが、 一護はそう言う俺に諦めたのか 言い返しては来なかった 『一護…』 『あ?』 『何処行くんだ?』 担がれているため、 どこに向かっているのか分からなかったが 階段を上っているため、 上に向かっていることは分かる  
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