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「美雷……お前は人間界(スニッター)には連れていけないんだ…」
そう告げられたとき、私の中で何かが砕ける音がした。
「何で…?何でなのお父さん……?」
私が問いただしても、お父さんは何も言わない
「ねぇ…答えて……ねぇお父さん!!!!」
「うざったいんだよ!!!!!!」
バシッ
「ッ!!!???」
その場に倒れ込む私、その上に馬乗りしてくるお父さん
「イライラするんだよ!!お前の声、態度、口調、全てが!!!!」
お父さんは私を殴る…殴る…殴る…それを必死に防ぐ私の手は青アザだらけになる
「てめぇなんか、望んで産まれてきたんじゃねぇんだよ!!!!」
衝撃の告白、私はいらない子……なんで、お姉ちゃんよりも頭いいから?そんなお姉ちゃんに優しいされてるから?
「死ねぇ!!!!!!!!!!!!」
私は死を覚悟した。
…………
あれ?拳が飛んでこない?
私はそっと目を開けた
「!!???、なにをする!!!???」
「親父が娘にそんなことするんじゃねぇよ」
「うるさい!他人が家庭の事情に口出しするな!!」
「家庭の事情だ…?
親父が娘に手を出すのどこが家庭の事情だゴラァ!!!!!!!!!」
私より遠く年上のお兄ちゃんがお父さんの手首を掴み、お父さんの顎にキックを入れた
「かはっ!!!」
「お父さん……?」
「ただ気絶しているだけだ、それよりも大丈夫か?」
「はい……助けてくれてありがとうございます」
「てっ、腕怪我してるじゃねぇか、今治してやる
『過去の消去(エレディー)!!』」
お兄ちゃんが回復魔法を唱えると、青アザが消えてった
「ありがとうございます」
「なぁーにお安いご用意だ、今警備隊に連絡したからな、それじゃ!!」
「あの!!!」
「ん?」
「お名前は?」
「う~ん……
神様」
「え?あ、ちょっ……」
……行っちゃった……でも格好よかったな…あの人……
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