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錬鉄の英霊
そこに…
「なにをやっているのかと思って来てみれば…」
風に揺れる赤い外套が…
「殺し合いとはな…」
頼りがいのありそうな背中が…
「幸運に思えよそこの青年」
白と黒の双剣を持って…
「たすけてやる」
立っていた。
「なんやお前」
「ただの通りすがりだ」
「いいから………邪魔すんなやぁ!」
そう言うと真島は赤い外套の男に飛びかかった。
が…
真島の攻撃はかすりもしない。それどころか逆に押され始めている。
「ぐっ…いいからシネや!!」
みるみるうちに抑えこまれ真島は動けなくなっていた。
「そこの男と共に自分のいるべき場所に戻るがいい」
「くっ……兄ちゃんなんつう名前や?」
「アーチャーだ」
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