葉月屋…?

7/7
116人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
笑子「こちらに『とわ』さんって方はいらっしゃいますか?」 受付「…うちには、そのような人はもういません。」 笑子「もう?」 マリと笑子は、受付のおばさんの声がワントーン下がったのに気づいた。 受付「…はい。失礼ですが、なぜ『とわ』のことを聞くのでしょうか?」 (この人、葉月屋のおかみだ。) と、二人は察した。 笑子「とわさんは私にとって、すごく大切な人なんです。それが突然、いなくなってしまって。ずっと探してるんです!だから、だから、何か知ってるなら教えてください!!」 女将「…あまり思い出したくないんです。あんな浮気女のことなんて。」
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!