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笑子「こちらに『とわ』さんって方はいらっしゃいますか?」
受付「…うちには、そのような人はもういません。」
笑子「もう?」
マリと笑子は、受付のおばさんの声がワントーン下がったのに気づいた。
受付「…はい。失礼ですが、なぜ『とわ』のことを聞くのでしょうか?」
(この人、葉月屋のおかみだ。)
と、二人は察した。
笑子「とわさんは私にとって、すごく大切な人なんです。それが突然、いなくなってしまって。ずっと探してるんです!だから、だから、何か知ってるなら教えてください!!」
女将「…あまり思い出したくないんです。あんな浮気女のことなんて。」
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