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俺が濡らした床を 剛が四つんばいになって雑巾で拭く。 その姿に俺は飛びついて また腰を振りそうになってしまった。 理性を振り絞り必死で我慢する。 いかん、いかん。 剛は俺の相方や! 何考えてんねん!俺! いや、今は犬なんだから犬の本能や…しゃ~ないな。 後ろから狙う…。 剛がいきなり振り向いた。 「ケンちゃん…襲わんで…お願い…。」 うるうると濡れた瞳で見つめられ俺は静止画になった。
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