2987人が本棚に入れています
本棚に追加
/141ページ
「……狭いな」
指一本が、やっと入った。
透は中に入れた指を折り曲げて、中を探るように動かした。
「んあっ……」
ある一点を突かれたとき背筋から、快感とも言い切れない不思議な感覚が走り抜けていく。こんなところが感じるなんて知らなかった。
ゆっくり、内側を探るように辿られて、徐々に一意の内側は溶けていく。
痛みはない。
内側が蕩けていくのと同時に、一意の吐息も熱くなっていく。
最初のコメントを投稿しよう!