五章‡帰還

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灼熱地獄と化した鉱山地帯を飛行するハイド 『マスター、まもなく火山口です』 「了解、こういう時、空戦魔導師で良かったと思うよ」 『飛行魔法は歴とした高等魔法です、苦労したかいがありましたね』 「昔話はお終い、火口が見えてきたよ」 アリスエイジと会話しているうちに火口に到着したようだ 「これは凄いね」 火口の溝に着陸するとその風景に驚くハイド 「とにかく冷却するよ…アリス」 『アイスメタルアロー、セットアップ』 アーチェリー型のデバイス、アリスエイジを火口に向けて構えると、矢が装填された 「四発連続撃ち!」 一気に四発の矢が光のように火口に放たれた 「よし、じゃあやるよ…」 ひし形に撃ち込まれた矢に意識を集中しハイドは魔法陣を展開した 『目標点確認、どうぞマスター』 「アイスレイジ!」 すると矢に魔力が反応にダイヤのような姿から雪の結晶のような形に拡大した 「こんなところかな?」 『いい具合じゃないでしょうか』 すると辺りの温度が下がっていくのをハイドは感じた 「うん、沈静化してるみたいね」 『待って下さいマスター、火山内部に高熱源体』 すると冷やされていた火口の氷が溶けて、火山が噴火した 「まず…」 火口から飛び立ち上昇するハイド 『高熱源体、火山内部より浮上、有視界に入ります』 するとのマグマの中から何かが現れたのだった。
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