第1章 「前途多難」な日常

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一通り報告が終わった私は部室にある自分の机で今までの情報を記録していた。 すると部長が 「それにしても西村はすごいな。あの不良のたまり場からたったの3日でここまで情報を集めてこれるとは」 「取材初日に出会った不良さんが随分と協力的な方だったんですよ!彼のおかげで随分と取材がスムーズに行えました!」 「随分と物好きな不良もいたもんだ」 「あれ?今私馬鹿にされました?」 「やっぱこれも西村の能力なの?」 「わかりませんね・・・・私自身、私の能力がどういう発動条件なのかわからないんで。ただの偶然・・かもしれないですね」 ・・・・・まあ、能力を使えるときの゛きっかけ゛みたいなのは少しわかるけど 「・・・おっと、もうこんな時間か」 時計を見上げると現在時刻5時45分 「あっ!?いっけない!今日゛ケンカ通り゛で取材する約束してたのに!」 「西村、戸締まりとか俺しとくから先行っていいぞ」 「あ、ありがとうございます!ではお先に!」 そして私は゛ケンカ通り゛へと向かったのだった。
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