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「・・・・・え?」
あまりに早くついてしまった決着に頭がついていっていない。
多分殴られた当の本人も何が起きたか理解できていないだろう。
・・・・それぐらい“速かった”
私は見たことが無いが彼の動きは空間移動系能力者(テレポーター)を連想させた。
というのも、彼は“消える”のだ。
殴り飛ばされた佐中の方を見ると、鼻血を大量に流しながらゴミの山に埋もれていた。
「おーい!落ち着いたか?」
ビクッ!と体を震わせてしまった。
いつの間にか私のすぐ横にいた彼。
ってゆーかさっきから顔が妙に近いな・・。
「おっ!すまん!俺が怖がらせちゃしょうがないよな・・。」
精一杯の笑顔で私を励まそうとする彼。でも、
あれ?この対応って私子供扱いされてない?
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