第1章 「前途多難」な日常

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「・・・・・・・え?あ、ああ私・・のことですか?」 「他に誰がいるんだよ。」 「いや、えーと・・・あそこでたむろしてる若い青年達や、向こうでアロハシャツ着てるグラサン兄ちゃんとか・・・」 「そういうこと言ってんじゃねぇよ!!!あんたここがどこだかわかってのか!!?」 「あー・・・・迷子になっちゃったんで帰り道教えてもらえますか?」 「教えるかぁぁっ!!!!」 参ったなあ・・・絡まれちゃったよ・・。 まあ、当然といえば当然なのだが。 「あの、聞きたいことがあるんですけど・・・」 「道なら教えねーぞ!!」 「いや、゛ケンカ通りの英雄゛についてなんですけど、何か知りません・・か?」 すると青年は、予想外にも 「・・・・嬢ちゃん、“あいつ”を探してんのか?」 「“あいつ”?・・・・なっ何か知ってるんですか!?」 まさかの聞き込み一人目でビンゴ!!
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