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私が取材を始めてから3日が経った。
今日はここまで私が取材した情報を伏見部長に報告する日だ。
「えーと、服装はそこら辺にいる男子高校生と変わらない夏服を着崩した感じで中に黒いシャツを着ています。髪は肩まである黒いさらさらヘアー、アクセサリーの類は身につけておらず名前も不明です」
「ふーん、つまりどこにでもいそうな゛ただの高校生゛なわけだ」
「そうですね・・ただ、正義の味方というには結構過激な喧嘩の仲裁の仕方ですね」
「というと?」
「彼は喧嘩を行っているところに近づいていき、仕掛けた方もそうでない方も殴り飛ばしているみたいなんです」
「無差別暴行・・か。つっても仕掛けたとか仕掛けられたとか、あそこにいるのは何もしてない善良な生徒ってわけじゃないだろ」
「そうですね。あそこにいる学生の大半はスキルアウトで、しかも俗にいう゛過激派゛という派閥の根城になっているとか」
「・・・・どうやら思ったよりやばそうなのがいるみたいだな・・・・よし、俺も手伝うとするかな」
「いや、多分大丈夫ですよ?実は゛ケンカ通り゛って警備員(アンチスキル)が毎日見回りしてるんですよ!」
「・・・西村が大丈夫って言うんならいいんだが。」
「それに最後まで自分の力で仕事したいですしね!」
「・・・とても良い志しだな。」
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