6月28日(月)

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朋也「そんな大袈裟な物じゃないよ」 智代「いいじゃないか。記念となる日を増やしていこう。 それは全部私達がふたりで過ごしてきた記念だ。 後でカレンダーのところに、朋也がひとり立ちした日と書いておこう」 俺の意見はお構いなしに話を進めて、そしてひとりで笑っている。 それは実に女の子らしい姿だった。 朋也「でも祝うにも、何もない」 生活に必要最低限の物しかないから、特別祝うようなものはない。 智代「私の手料理があるじゃないか」 智代はテーブルに並べられた皿を手でなぞる。 朋也「いつもある」 智代「うん、いつもあるな。 でも、夕飯は週末だけだ」 日曜から木曜の平日は、智代は実家で家族と食べている。 こうしてふたりで食卓を挟めるのは週末だけだった。 智代「それでは不満か?」 ,
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