6月28日(月)

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朋也「いや…… 贅沢すぎるよ」 朝には、お弁当も渡してくれる。 智代「だろう。ここまで尽くす彼女はそうそういないぞ。誇りに思え。 しかもまだ学生だ。学業と平行させてだ。 それでも成績は落とさない。 これはなかなかできることじゃないぞ。 自分で言っておいてなんだがな」 それは俺も凄いと思っていた。 そしてそれは智代の意地だと思った。 もう二度と過ちを繰り返さない。 自制心を持って。 智代「では、冷めないうちに頂こう。 おめでとう、というのもヘンだからな。 これからも頑張ってくれ。きついだろうけどな」 朋也「そうでもない。おまえがいてくれたら」 智代「そうか。うん、そう言ってもらえるとうれしい。 私も朋也がいてくれたらなんだって平気だ」 そんなふうにお互いの思いを口にして確かめる。 いつもならそのまま、その口でお互いの口を塞ぎ合うのだが… 智代もそれがもどかしいのか、目を伏せて、ふたりの間に立ちふさがるテーブルを見ていた。 '
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