6月28日(月)

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代わりに俺はお茶の入ったグラスを持ち上げる。 朋也「乾杯しよう」 智代「うん…」 朋也「乾杯」 言って、ふたつのグラスを合わせた。 そして、日々うまくなっていく、智代の手料理を食べた。 ふたりで洗い物をして、ふたりでテレビを見る。 ブラウン管には、野球中継が映し出されていた。 智代「朋也は野球が好きなんだな」 朋也「スポーツなら大体は好きだよ」 智代「そうか…朋也はスポーツ少年だったんだな」 朋也「それ以外取り柄なんてなかったからな」 智代「……」 朋也「今じゃ、それもしてなくて、取り柄もないけどさ」 智代「そんなこと言うな。 取り柄がないなんてない。 おまえは私を幸せにできる。 それが取り柄だ」 ふたりを隔てるものは今はもう何もない。 体を傾けて、キスをした。 けど、すぐ胸を押され、引き離される。 朋也「…ん?」 智代「ちょっと待て…」 ,
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