6月28日(月)

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智代は身を引いて、そして両手で自分の口を覆った。 また息の匂いを確かめているようだ。 朋也「おまえは気にしすぎだ」 智代「デリカシーがない女は嫌なんだ。 それにおまえは…リップクリームとか…口臭剤のたぐいを使うのを嫌うからな…」 朋也「そのままのおまえがいいんだ。 でもまあ、無理は言わないよ」 俺はテレビを見るのに戻る。 智代「あ、いや…」 智代が何か言いたそうに逡巡する。 キスを途中で止めてしまったことで、俺が気を悪くしたと思っているようだ。 けど、自分からもう一度してくれとも言えない。 それで困っている様子だ。 仕方がないな…こちらからきっかけを作ってやろう。 ,
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