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しばらく歩いていると
いきなり彰の動きが止まった
それに気付かなかった為、詩音は彰の背中に打(ぶ)つかった
詩「うにゃっ?!」
いきなりだった為、不意に変な声が出てしまった
すると、彰が口を開くと同時に彰の顔が近付いてきた
ドンッ……
今の状況は壁と彰に挟まれている状態…
彰「…あのさ…何で逃げるなり、拒否るなり、俺呼ぶなりしなかったんだ?」
詩「え?何で逃げる必要があるの?」
詩音は頭の上に疑問符を浮かべている
彰「お前、あの変な不良共にどっか連れてかれそうだったろ?」
詩「うん…まぁ確かに…」
彰「お前あのままどっか連れてかれたらどうすんだよ?;」
詩「……Σハッ…どうすんだろ?!」
彰「………はぁ~…本っ当詩音って危なっかしんだよなぁ~;;
……あぁ~あ…何か心配してた自分がバカらしく思えてきた。」
と彰は呆れた顔で詩音の頭を撫でた
詩音は《彰さん…ちょっと溜め息多すぎませんか?;》等とツッコミを入れたかったが、彰が撫でてくれたのが気持ち良かった為、何も言わなかった
詩「…ニュゥ♪」
彰「お前は猫かよ;(笑)」
逆に彰に違う意味で突っ込まれてしまった;;
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