第一章

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  しばらく歩いていると いきなり彰の動きが止まった それに気付かなかった為、詩音は彰の背中に打(ぶ)つかった 詩「うにゃっ?!」 いきなりだった為、不意に変な声が出てしまった すると、彰が口を開くと同時に彰の顔が近付いてきた ドンッ…… 今の状況は壁と彰に挟まれている状態… 彰「…あのさ…何で逃げるなり、拒否るなり、俺呼ぶなりしなかったんだ?」 詩「え?何で逃げる必要があるの?」 詩音は頭の上に疑問符を浮かべている 彰「お前、あの変な不良共にどっか連れてかれそうだったろ?」 詩「うん…まぁ確かに…」 彰「お前あのままどっか連れてかれたらどうすんだよ?;」 詩「……Σハッ…どうすんだろ?!」 彰「………はぁ~…本っ当詩音って危なっかしんだよなぁ~;; ……あぁ~あ…何か心配してた自分がバカらしく思えてきた。」 と彰は呆れた顔で詩音の頭を撫でた 詩音は《彰さん…ちょっと溜め息多すぎませんか?;》等とツッコミを入れたかったが、彰が撫でてくれたのが気持ち良かった為、何も言わなかった 詩「…ニュゥ♪」 彰「お前は猫かよ;(笑)」 逆に彰に違う意味で突っ込まれてしまった;; .
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