第1話

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そんなこんなで、学生は爆発的に増え若者の街の出来上がり、っと。 でも、良いことばかりじゃないのもまた事実。若い世代が自然とこの街に集まるなら、次は学生の取り合いが始まる訳だ。 いくつも学校が点在すりゃどこの学校も優秀な学生を集め知名度を上げたい。そうすれば、学生が集まり儲かる。 そして、色んな特徴のある学校が次々と出来上がってきた訳だ。 何ともファンタジーな街が出来上がった。……何でかって? そうだな、銃刀法何てガン無視で、腰に刀を下げてる奴もいるし、俺は魔法使いだって叫んでいる奴もいる。 ファンタジーだろ? でも、それが許されるのがこの街って訳。どこぞの米国ってか訳じゃないけど擬似自由の国って感じかな? それを、可能にする為にIDを一人一人与えられ、何処へ入るもIDを提示。 表向きは、セキュリティ向上の為。俺から言わせればいつ何時も見張られてるだけの胸くその悪いシステムが導入されてる訳だ。 まぁ、そのIDがあれば何か合っても直ぐに誰が何をしたか分かるからな。 ほら、学生同士だとここは俺達の縄張りだ。入ってくんじゃねぇよ!みたいな派閥争いとかあるからさ。 これがいざこざの主な原因って訳。
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