~村の秘密~

2/6
前へ
/20ページ
次へ
4人は村長の家に入った 村長の家には いろいろな本があった 魔法の本…医学の本… 植物……動物……生命… 天文学…数学…薬草学… 何度も読んだのか 古すぎるのか なんて書いてあるかわからなくなっている本まである ルジル「こんにちわぁ。村長いらっしゃいませんかぁ」  「こっちじゃよ。」 声のする方に振り向くと 顎髭が長い小柄なおじいさんが 暖炉の火で暖まりながらゆらゆらと前後に揺れるイスに座っている この小柄なおじいさんが村長である 村長「みんな、来てくれてありがとう」 ルジル「村長、話とは何でしょうか?」 ルジルはびくつきながら質問した ラクス「さっさと話せよじぃちゃん」 セリム「ラクスさん!!!??村長にむかってじぃちゃんだなんて!!?」 ラクスの無礼きわまりない発言にセリムは動揺してしまった ラクス「いいんだよ、じぃちゃんで」 セリム「でも!!」 パラム「セリムさん。ほんとにいいのですよ」 ルジル「信じたくないけど、ラクスは村長の孫なの」 セリム「え…」 ラクス「そういうこと」 セリムは村長とラクスを交互にみた たしかに… 2人ともブルーの澄んだ目をしていることに気づく 村長「そろそろ本題に入っていいかの?」 セリム「は!はい!!」 村長「……最近なにか変なことはなかったか?」 ルジル「変なこと…ですか?」 パラム「どうしてそのようなことを思ったのですか?」 村長「いやなに…気になることがあってな…」 ラクス「そういえば…最近あいつ見ないな…」 セリム「あいつ?」 ルジル「そっか!セリムはこの村に来たばかりだから知らないのか!」 セリム「?」 パラム「セリムさん魔法は使えますよね?」 セリム「はい。治癒呪文を…攻撃魔法はあまり得意ではないですけど」 パラム「治癒呪文を使えるとは素晴らしいですね!」 セリム「いえ💦そんな大したことはできないですし」 ルジル「ううん、すごいよ!私たち3人は攻撃呪文は得意だけど治癒はあまり得意じゃないから」 ラクス「それはおまえだけだろ…」 ルジル「何かいいましたか?ラクスくん」 ラクス「な…なんでもない…です」 パラム「魔法というのは 自然の秘められている力を呼び覚まし、 その力を私たち人間は使いやすいように 魔法という形として 先代たちが呪文(スペル)を研究してきました」 ラクス「おれのこと…ほっとかないでくれ…(泣)」 ルジルがラクスの後ろで黒いオーラを発している その威圧にラクスおびえていた だが いつものことなので パラムは相手にしないのである
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加