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ラクス「暇だ」
太陽の日が真上からさしている中
ひときわ暇そうにしている少年が木の上で寝ていた
ラクス「毎日毎日、こんなに勉強してなんに使うんだよ!」
ひゅっ!!と音をたてて飛び降りたとき
ルジル「コラーー!!」
怒鳴り声とともに火の玉がラクスに直撃した
ラクス「どぁっちゃーー!!」
ダンッ!!と着地に失敗し鈍い音がした
ルジル「魔法授業をさぼってなにやってんの!」
ラクス「何でいきなり炎使うんだよ!」
ルジル「いいじゃない!そのくらいじゃなんともないんだから!」
ラクス「なんともないわけあるかバカルジル!!」
ピキッ!
ラクスはルジルの地雷に触れてしまった
ルジル「ファイア・ランス!!」
ゴォォォォォ!
ルジルが魔法を唱えた後、複数の炎の矢がラクスをめがけ飛んでいく
ラクス「どあ~ーー!あっちーー!」
ドタッバタッドタッバタッ!ダダダダダッ!ジュ~~…
ラクスは湖に向かって走り背中についた火を消した
これをみてわかりましたか?
そうなんです。
ここは架空の世界でしか存在しない魔法使いの村
その村の名前は
[セウンジウス]
そういえば、始まってすぐケンカをしているこの2人の紹介がまだですね
真っ黒になっているこの少年は
[ラクス・ウォークス]
17歳 髪、目の色がブルー 遊ぶことが大好き。
子供やお年寄り、自分より弱い者の味方。
根は優しい
さっきから魔法を連発している少女が
[ルジル・フラシム]
16歳 髪、目の色はゴールド 兄様が大好き。
いつも授業をさぼるラクスに、勉強させようとする
短気で少年のように勇気があって
ちょっとむちゃをしすぎるところがある
ラクス「だから炎は使うなっつってんだろ!!?」
ルジル「あんたがバカッっていったからでしょ!?あんたが悪いの!」
ラクス「なんだと…」
ビシャーー!
突然鉄砲雨のようにラクスの頭上に水が降ってきた
「少しは頭を冷やしなさいラクス」
木の陰から人の声がする
ルジル「兄様!」
ラクス「パラム!おまえの仕業か!?なんてことすんだ!!水浸しじゃないか!!」
彼の名前は[パラム・フラシム]
18歳 髪も目も妹と同じゴールド
校内NO.1の天才で薬の調合を得意とする
かなり面倒見がいいので子供たちに人気がある
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