【眠る貴女に秘密の愛を】

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    瑠璃「ねぇ、骸…」   骸「どうかしましたか?」   瑠璃「今日は温かいね…このまま日向ぼっこしてたら眠っちゃいそう…」   骸「寝ても構いませんよ、僕が膝を貸してあげましょう」   瑠璃「え!?え…あの…良いよ…私、こういう事言ってたら寝ない癖ついてるから大丈夫!」   骸「それは残念ですね」       そう言った骸の顔はとても清々しい表情で、きっとこんな風に多くの女の子を虜にしてきたのだろう。   MMちゃんもクロームちゃんも…そして私も。       ――今、黒曜ヘルシーランドの庭にあるベンチで私達は日向ぼっこをしている。   骸はいつも私の為にクロームちゃんと入れ替わって私に会いにきてくれる。   でもクロームちゃん達は凄く体力を消費しちゃうから私はクロームちゃん越しに話しても良いと言ったけどクロームちゃんは「骸様は貴女に会いたいと思っているから良いの」、骸は「出来るなら瑠璃と共に居る時間を増やしたいですからね」と二人ともが微笑んでそう言ってくるものだから、良いのかなーなんて思いつつ殆ど骸と一緒に居る事が多くなった。   そして今日も。     会っても買い物などに行く事はなくて、中で座っていても何だからと私達はベンチで日向ぼっこをする事にした。   しかし、する事がない…。   不意に私の中の睡魔が眠気を呼び出す。     頭がガクンッとなって一度目を覚ます。   頭をブンブンと振って眠気を飛ばそうとするけど…眠たくなって、私は眠ってしまった。    
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