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ハセは、女がいる間は
色々なとこに出掛けたりして
若者らしい生活を送っていた。
だが、女と別れた後は
ギャンブルにのめり込み
金遣いも荒くなったのだ。
「あぁ~、今日も負けた~」
ハセは、部屋に戻ると
携帯を取り出して電話をかけた。
『うぉぉぉ!!』
受話器の向こう側から
怒鳴り声が聞こえてくる。
だが、これはパチで
負ける度に愚痴ってくる
ハセへ対しての怒りではない。
これは、彼等なりの挨拶なのだ。
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