つづきっぽいの

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( ¢∀¢)「たのもーう!!化け物退治に来たぞぉぉぉぉ!!!」 (*゚ー゚)「とり憑いちゃいますy……えっ?誰?」 案の定やっぱり来………えっ? ( ¢∀¢)「これでもう見えまい!!」 アンタがな。 (*゚ー゚)「いちおう聞きますけど……それ、どうしたんですか?」 ( ¢∀¢)「両目に眼帯つけてみた!!これで見えない怖くない!!」 さてどうしましょう…… これはツッコミを入れるべきでしょうか? それよりもこの人ここに何しに来た などと私が悩んでいる間に眉毛の太いお客様は、さぁどこからでもかかってこいと腰に差している剣を抜こうとして段差につまづいてこけた。 『畜生!!謀ったな!!』とか言ってる。なんだただの馬鹿か。 (*゚ー゚)「もうこれ私だけじゃ無理だわ。ギコくん!ギコくーん!!」 私はついに愛しの彼とバトンタッチすることに決めました。 (,,゚Д゚)「おい……いつまで這いつくばってんだ両目眼帯……」 ( ¢∀¢)「あれ?さっきまでの可愛い声がいきなり怖い声に!?」 (,,゚Д゚)「交代だよ馬鹿眉毛……よっと」 ギコくんは優しいので眉毛の太いお客様の首もとを掴み上げて立たせました。 やっばい私の彼かっこいい。メロメロですね。ラブラブです。 (,,゚Д゚)「で?俺らを退治しに来たらしいじゃねーか」 ( ¢∀¢)「今俺を助けてくれたからいい人だと思ったらアナタも化け物ですかー!?」 (,,゚Д゚)「本当に何しに来たんだよ……お前……」 ( ¢∀¢)「ええと……目が見えないからわからないんですけど………どういった化け物様で?」 (,,゚Д゚)「俺?狼男」 ( ¢∀¢)「あああの月見て変身とかしちゃう……?」 (,,゚Д゚)「それそれ。俺は月見なくとも変身できるけど」 ( ¢∀¢)「ベジタリアン?」 (,,゚Д゚)「いや、ばりばり肉食」 ( ¢∀¢)「ごめんなさいすみませんお願いします食べないでください自分美味しくないです」 (,,゚Д゚)「華麗な土下座だが、壁に向かって頭下げても意味ねーぞ」 ( ¢∀¢)「スイマセン今自分目が見えないもので」 (,,゚Д゚)「いいかげんはずせよ」 ( ¢∀¢)「狼男なんか間近で見たらショックで脱糞します」 (,,゚Д゚)「自分で片付けてくれ」 (;¢∀¢)「やめてやめて。眼帯引っ張らないで。とれちゃうから見ちゃうから」 私は愛するギコくんと眉毛の太い馬鹿との攻防を、壁に隠れて観戦します。 (*゚ー゚)「ギコくんやめて!私、成人男性の脱糞なんて見たくない!!」
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