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一方そのころ、大ホール
魔法便利超便利。
ついさっきまで玄関ホールにいた魔女が、魔法のステッキを素振りしていた。
ξ゚⊿゚)ξ 「ラスト1人はブーンが倒してたわ
あと1分くらいでここにくるんじゃない?」
爪'ー`)y- 「魔法で連れてきてはあげないんだ」
煙管片手にこちらは九尾。
九本の尻尾に狐耳、もふもふしたい。
紺色の着流しがヨーロピアンな背景とミスマッチ。
ついでに本人の金髪ともミスマッチ。
1200年生きている大妖狐、フォックス(偽名)である。
ξ゚⊿゚)ξ 「魔力の温存」
大ホールには、魔女と九尾、499人の意識のない兵士達。
つまり、可愛いツンデレ魔女っ子と金髪ミスマッチ着流し尻尾もふもふ、ボロ雑巾みたいになった兵士の山。
なんとなくカオス。
爪'ー`)y- 「じゃあ 転送の準備でもしよっかなー?
ツンちゃんも、魔法陣用意しとけば?」
ξ゚⊿゚)ξ 「いますr『バターン!!』空気読め」
( ^ω^) 「おっ?ひどいお!」
大ホールの入り口が勢いよくあいたと思ったら、ピザ一名飛び込んできた。
ひきずられている兵士は鼻血が酷い。
ピザはボロ雑巾の山に兵士を放り込む。扱いが酷い。
( ・∀・) 「500人揃ったー?」
次いで入って来たのは、名前だけならプロローグから出ていたこの屋敷の主、モララーこと、モララー=ヴィップ。
見た目だけなら英国紳士と呼んでも違和感のない青年だが、実際は屋敷の主かつ錬金術師。しかもマッドな。
つまり、可愛いツンデレ魔女っ子と金髪ミスマッチ着流し尻尾もふもふ、限りなく普通な微ピザ少年、英国紳士(仮)、ボロ雑巾みたいになった兵士500人の山。
さらなるカオス。
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