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小さかった。
まるで子供の様に背が小さかった。
前を歩く青年よりも一回りや二回りという感じでは無く、前を歩く青年の胸部当たりまでしかなかった。
体格は、防寒着を着ている為に膨らみがあるが、前を歩く青年よりは細く少女の様な体格である。
足元を見ると、此処までの道程が如何に険しいのかが分かる。
積もっている雪を(青年が歩いた為に、踏みつけられているが)歩く度に膝がガクガクと震え、常に吹き荒れる吹雪により、身体も震えている。
なのに、目の前を歩く青年は後ろを振り返り様子を見るが、決して手をかそうとはしないで声を出した。
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