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ナミを迎えての初めての年明け、大学も残すところ一年ちょっと。仲の良い友人は、就職も決まり、卒業旅行を計画していた。
佳奈はすっかり母の顔となり、週に何度か顔を合わすジーナが家族の様だった。
ジーナは気付いた佳奈を何時も気にかけてくれて、佳奈の支えになっていた。
一方でキースは、女性達とのカーチェイスを続け、ヒモライフを満喫しているようにも見えた。
ある時、家に居るとドアポストに手紙が入った。
何気なく確認すると、切手の貼られていない封筒だった。
中を確認してみると、女性が書いた手紙である事が確認できた。
(はじめまして。時田温子と申します。)
書き出しはこうだった。
聞き覚えのない名前だった。
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