癒しの旋律

始まりと、ﾋﾟｱﾉの音色。

練習が終わって、帰る支度をして。

鳳は、ある場所に向かった。

校舎の中にこっそり入って、階段を上がって。

まっすぐ、音楽室に入った。

すると、誰もいない筈の音楽室に人の気配。

ふと、窓を見ると灰色の髪を靡かせた同い年ぐらいの女の子がｼﾞｯと空を見上げていた。

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