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極秘会談は両社上層部のほんの一握りの者によって行われた。
世間では報道されていないながらも噂程度で、近々技術提携するのではと言われていた。
会談は互いの思惑や未来像が一致し、順調に話が進んだ。
そして、新しい技術を引っ提げ国として独立し、経済と武力による世界の掌握を目論んだ。
幾度にも渡る極秘会談を終え、話がまとまると、まず社内に機密事項として通達された。
しかし、合併については本当だったということで済んだが、噂にすら上がらなかった独立の件について混乱が起こった。
この事態は予想されていたため、即日緊急の説明会を開いた。
不安や不信を抱いた者、計画に賛同出来ない者には依願退職をするよう促し、退職する者には生活保障、会社について一切話さないことなどの契約がなされた。
それから十日後に会見が開かれ、満芝重工と東藤電機の正式な統合・合併が世界に伝わる。
同じ場で独立技術国家、すなわち国となる独立宣言を発表。
両社の保有する土地に無断で侵入した場合警告無しで発砲するなど、一方的に様々な声明を突き付けた。
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