狡猾な保安官

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狡猾な保安官

すぐに小さい男が大通りに現れた。 ギラギラした目、痩せこけた頬。墓から出たばかりの死体かと見間違うような形相だ。 それでいて嫌に胸のバッチは輝いている。 死の装束と見間違うばかりの、綺麗に整えられた身なりは、不潔な嫌悪を感じずにはいられなかった。 彼の名はクリント・ウッド。この村の保安官である。合法的にこの村を牛耳る男。 そして、地獄の門番。
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