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しかし、二人は全くの無傷であった。
「何だと!我(オレ)の剣を防いだ!!」
「残念だが、宝具なら常に身につけている」
「くぅ……雑種ごときがぁ!!」
ギルガメッシュは空間に現れている剣をその場で射出させた。
しかし、武器はランサーにぶつかるも弾かれた。
「シルバースキン。攻撃の瞬時に硬化。壊されても高速再生。絶対防御のこれを容易く貫けると思うな」
「……なるほど。なら、これならどうだ。天の―」
ギルガメッシュが何かをしようとするが、動かなくなった。
ランサーが一瞬の内に着せた、自分自身の宝具シルバースキンによって。
しかし、銀ではなく黒であった。
「シルバースキン・リバース。あらゆる攻撃を遮断させる拘束具」
そして、そこには男性がいた。黒い短髪。しっかりとした体つきであった。
「早く逃げろ。この場は何とかする。それと、すまなかった」
ランサーはそう言い、ギルガメッシュの方に走り出した。
士郎はすぐに階段へ走った。
「お前はここで倒す!」
「雑種があぁー!!」
二人の声を背にして士郎は走った。
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