4戦目 混戦

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ランサーは町にある寺の近くの林に身を隠していた。 「ここか、キャスターとアサシンの本拠地は」 ランサーは相手の調査をしていた。 いや、マスターの命令によってさせられている。 「では、行ってみるか」 マスターから言われているのは、敵戦力の調査。そして、倒してはいけないこと。 「全く大変なものだ」 そう言い動こうとした時、 「何の用かしら?」 (気付かれたか) ランサーは咄嗟に戦闘態勢を取った。 相手は鳥居の前にいるも周りが暗くよく見えなかった。 しかし、違うところから声がした。 「戦いに来ただけさ」 そこには紫の癖のある髪。茶色い色を基本とした制服を着た少年だった。 「ライダー、あいつをやっつけろ」 その後ろからも人が現れた。 白鳥をイメージしたような服。少しばかし化粧をしている。バレーの様に片足を上げ回っている。男だった。 「うふふふー。あたちの力みせてあげるわー!」 よく見ると、靴は白鳥の頭だった。 「そうね。いいわ。相手してあげる」 ライダーと向き合っている人物が見えた。 青い長い髪。青いスカートに白のブラウス。ライダーのマスターと思わしき少年と年が変わらなそうな少女だった。
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