プロローグ

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ネオ童実野(どみの)シティの英雄、″不動遊星(ふどうゆうせい)″らが存在していた時代よりも先の未来。 ″とある事件″により″デュエルモンスターズ″が衰退していく中、デュエリストとして生きる一人の少年が居た。 名は″霧島直人(きりしまなおと)″。 ″諦めない″という曲がらない信念を持ち、どんな局面においても打開策を模索する熱血少年である。 彼の父はかつて、デュエルモンスターズの世界大会で優勝し、一躍有名となった″霧島遊次(きりしまゆうじ)″という人物だったが、直人が産まれてまもなく病気を患い、世界大会優勝者に贈られるカードにして、″伝説の三幻神のカード″、【ラーの翼神竜】を息子に託してこの世を去った。 彼の友人である″佐藤太郎(さとうたろう)″。 彼は直人の父、遊次の参加した大会に出場していたらしく、惜しくも決勝戦で遊次に敗北。 世界大会準々優勝という成績を収め、三幻神【オシリスの天空竜】を手にした。 ある日、直人は幼なじみの友人″堂本光(どうもとひかる)″の家へ遊びに行き、太郎とデュエルモンスターズで遊んでいたとき。 突如、太郎が繰り出した【オシリスの天空竜】が光に包まれ、直人と太郎が異世界へと跳ばされたのである。 跳ばされた先は、伝説の決闘者″武藤遊戯(むとうゆうぎ)″の住んでいる、″童実野町″だった。
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