吃音(きつおん)って何?

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そもそも、吃音そのものがなんのことかわからないという人もたくさんいると思います。 簡単にいうと、吃音(きつおん)というのは、言葉を発しようとするときに最初の文字が連発してしまったり、言葉の最初の文字がなかなか発音できずに無音状態が続いてしまったりと、言葉を円滑に話すことのできない ひとつの言語障害と言われています。 ですが、あまりにも重度の吃音でない限り、あまり周りの人には気づかれないのではないかと思われます。 (言いにくい言葉を言いやすい言葉にかえて言ったりできるため) そんな場合は、言わなきゃ言わないで生活できてしまうので、それを周りにカミングアウトするのは非常に勇気のいることですし、吃音症を持っているということを恥ずかしく思い できれば周りにはバレたくないという人もたくさんいらっしゃると思います。 人によっては「それもその人の個性だ」とか「ただ話し方に少し特徴があるだけだ」なんていろいろ言う人もでてくるくらいに症状や程度が様々なので、一概に言語障害というのは難しいのではないかとわたしは思っていますが…。 吃音には、大きく分けて三つの症状があるといわれています。 ひとつは、もっとも有名(?)で、知っている人や見たことがあるという人も多いと思います、『連声型吃音』というものです。 次の章で『連声型吃音』について、その次の章で『無声型吃音』について、その次の章で『伸声型吃音』について説明していきたいと思います。
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