prologue

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「リョーコの血圧急上昇!」 「脳波にも異常が!」 私たちはリョーコの事を考え、所長に実験を止めるように進言した。 「実験は……続行だ!」 「しかし!」 なおも私は訴える。 「命令だ、続けろ」 この理論は所長の研究である。もはや後がないのだろうか? 「……了解」 実験は続行された…… 室内に轟音が響いた。 「ま、まさか……」 正直、信じることができなかった。 「成功だ!」 仲間は飛びはねそうになる位喜んでいた。 「所長……お前の成果は上にも伝えておく」 実験を後援していた彼も、所長をねぎらった。 「ありがとうございます」
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