始まり

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そして、暫くして道着に着替えた2人が戻ってきた。 「お、やっと着替え終わったか。 よし。凛太朗、瑠依、これから試合しろ」 「『………は?』」 2人に気付いた謙三が道場の真ん中を指差し言う。 当然、いきなり試合をしろなどと言われた2人は、訳がわからずキョトンとする。 「何をボーッとしておる。 凛太朗、どれ程の腕前になったか…しっかりと見てやるわい。 ほれ、2人ともさっさと準備せい」 「あ……はいっ!」 謙三の言葉に、凛太朗は嬉々として準備に取り掛かる。 そんな凛太朗の様子を見て、はぁ、と小さく溜息を吐き、自身も準備を始める瑠依。 .
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