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準備の終わった瑠依と凛太朗の2人は、道場の真ん中でお互い向き合い構える。
「1本勝負じゃ。よいな。
それでは………始めっ!」
謙三の言葉に、2人を取り巻く空気が変わる。
どちらも動く気配はない。
…っ…やっぱ、隙が全くねぇ…
「………来ないの?凛ちゃん……
来ないなら……こっちから行くよ…」
タッ
そう言うやいなや、凛太朗に向かっていく瑠依。
バシィッ
「……くっ…」
…重てぇ……
凛太朗は瑠依の攻撃を受け止め、なんとか弾き返すと自分からも攻撃を仕掛ける。
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