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「…ほんとにお前は瑠依が好きだよな」
凜太朗の顔を見て勇人が苦笑しながら言う。
「……まぁね」
そう言ってはにかむ凜太朗を勇人は微笑して見る。
そこへ竹刀を片付けた瑠依がやって来た。凜太朗と勇人も、それに気付き瑠依の方を向く。
そして、制服に着替えた凜太朗を一瞥し声をかける。
「凜ちゃん、もう帰るの?」
「ん?あぁ…明日も学校あるしなー」
面倒くさそうに顔を歪ませ答える凜太朗。
「……わたしも、途中まで行く」
瑠依の言葉に軽く目を丸くする凜太朗。
傍で2人を見ている勇人は微笑ましそうに笑っている。
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