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「前はね、年を取っていくのが怖かったの。だけど、これから三人で年を重ねていけるのが、楽しみになった。
祐介が成長して、私たちの元から旅立って、また二人に戻っても、浩介さんと、いつまでも、ずっと愛し合っていけるって、なんだか想像できるの。
私って、先走りすぎかな?」
「ううん、静香のそういうところ、好きだよ。ちゃんと将来を考えてくれるところ。」
言葉では言い表せない、幸せの時。
この時間が一生続くためには、やはり努力も必要だ。
これから先、苦しい事もあるだろう、悲しい事もあるだろう、だけど、愛があれば、きっと乗り越えられるはず。
浩介と、祐介と、静香の三人で。
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