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お互い、一度式は挙げているので、入籍だけにした。
だが、両家のご両親と一緒に、食事会を開いた。
浩介の母は、素朴な静香をたいそう気に入ったらしい。
百合との結婚のときは、反対していたのに、静香との結婚はものすごく喜んでいた。
女には、女の直感というものがあるらしい。
二人は、祝福されて、晴れて夫婦となった。
静香は、もちろん、結婚前に、自分が妊娠しにくい体だと言う事を、浩介に告げた。
浩介は、それでも静香を愛していた。
「二人で、がんばろう。諦めないでさ。」
子供を欲しがっている静香を気遣って、浩介は静香のために、一生懸命努力した。
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