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「お母さ―ん、行ってきまーす!」
「まったく、あんたもこりないわね。暗いんだから、気をつけなさいよ」
「は―い」
私は霜月星茄(シモツキ ホシナ)12歳。
明日はまちにまった中学校の入学式なんデス!
だから今日は小学校生活最後の星空を見に行くの。(まぁ小学校卒業しちゃったけど)
よし、目的地へレッツゴ~...
そこは広い草原で草が揺れている。
そこからは下の街が見える。
ここは私の思い出の場所だ。
私はその場に座り、寝転がった。
空には満天の星達が輝いていた。
「わぁ、やっぱり綺麗。来てよかったぁふぁ~眠いなぁ。ダメダメ!ねちゃったら風邪引いちゃ...う」
私は眠りにつきそうだった。
優しいそよかぜが私を包むように吹いていた。
すると、遠くから足音が聞こえた。どんどん近くなって行くのがわかった。
「おやおや、こんなところでお昼寝ですか。可愛い寝顔ですね」
彼はそう言い鼻で笑うと私の顔にちかずいて、いきなりキスをしてきた。
(っん?何だろう。私 キスされてるの?夢..かな。いや、夢じゃない...?)
すると、ゆっくり唇が離れた気がした。
私もゆっくり目を開けたとたん、私の目の前に顔が...
「!」
キスは夢じゃなかった。
ビックリして後ずさりしてしまった。
目の前の男の子が私に微笑んできた。
「顔が真っ赤だよ」
「えっ」
.....じ―。
「僕の顔に何かついてる?」
(…っやだ私、見とれて…)
「いえ何でも無いです!」
「そう。寝顔、可愛かったよ。あとこんなとこで寝ると、風邪引くよ」
そして彼は帰ろうとする振り向き際に
「君に会えてよかった。また会うかもしれないね」
彼は優しくそうゆうと 山を降りて行った。
「///」
私は家に戻るとあの時されたキスを忘れることが出来ず、眠ることが出来なかった...
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