さようなら日常、こんにちは非日常

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「まぁまぁ、亜紀ちゃん落ちついてよ」 今亜紀を宥(なだ)めてるのは、神崎知夏(かんざきちか)という背が低く童顔で少し赤茶のセミロングの子だ。本人は童顔を気にしているが私は可愛いと思う。彼女はこのグループのムードメーカーであり、KYだ。 「そんなに服を濡らしたくないなら、すっ裸で帰れば?」 今、容赦ない言葉を吐いたのは佐野日和(さのひより)だ。彼女は黒のロングで容姿よしでスタイルもよし、頭もよいのだが、見ての通りの毒舌家だ。 入学して毎日告白をされていたが、全員見事に玉砕。その上あえて直接相手に会い毒を吐くという追い討ちまでする。そこまでするなんてホントに鬼だなと思う。
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