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痺れを切らした私はこの変な男に声を掛けた。
「お兄さん?このでっかいカメラお兄さんの?かっくいーね!」
カシャカシャ!
って全く気付かないし!!
コツン!
こいつが座ってる椅子の足をヒールで軽く蹴ってみた。
シャッターを押す手を止めてゆっくりこっちを見た…。
その時ちょっぴり衝撃が走った。
あっ…。やばい。この人と何かあるなって…。
この変な男はちょっぴり酔ってるみたいでうつろな目をしながら口角を上げた顔をした。
「ん…?何…?」
刺々しい感じでもなく極自然に聞いてきた。
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