盟友、散る

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井上は再び眼を閉じ土方の腕を強く握った 「………楽しかったよ 歳さん ……………若先生をよろしく」 それだけいうと力が抜けた 再び眼を開けるとこはなく、井上は死んだ 苦悩がない、綺麗な死に顔だった 井上の首と刀は甥が運んでいたが重くて持ち切れず、退却途中でたんぼに埋めたという
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