過去☆だね!

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~2年前~ギルド本部 『いたぞ!逃がすな!!』 「くっ…」 まだ年端のいかないような 身長は大体130cmくらいであろう大きさの少年は、世界中枢ギルドからの逃亡を試みていた。 少年の後方からは、ギラツいた目の大人達が魔法や武器を駆使しながら、必死に逃げる少年を追いかける。 もちろんこのギルドの隊員達なのだが すると、次の瞬間… どこからともなく少年と同じくらいの年の1人の女性が少年の目の前に現れた。 「なっ!?」 後方に気をとられていた少年は、前方の女性に気付けず思わず声を上げて急ストップ。 女性は『邪魔だ』と言わんばかりに自分を睨み付けている息の荒い少年を悲しそうな表情で見つめ意を決したようにその口を開いた。 「隊長、お願いです。今ならまだ間に合います!マスターに謝罪しに行ってください!」 彼女の悲しげな表情は、その反面で彼女の真剣さも映し出していた。
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