出会い

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彼女は可愛かった。 我社の中でも、三本の指に入るのではないかと思う。 「黒木瞳さんに憧れているんです」 そんなことを話していたけど、もし黒木瞳が彼女と同い年の若さで目の前に現れたって、ボクは彼女を選ぶ。 清楚な雰囲気で、可愛らしいお嬢さまと言った感じ。 綺麗な髪と、澄んだ声。 親しみやすさと愛嬌を感じさせる、ちょっただけタレた目。 けれども、一番可愛いと感じたのは 「ボクさん、ボクさん」 と、楽しそうに話す彼女の笑顔だった。
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