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真っ赤な夕餉に唄うのは 君の淫らな旋律
ビロードのような舌 嘗めたのは君の果実
欲しいよ もう欲しいよ
君の血液が足りない 紅く染めて あかいばら
君に惹かれ 君に盗まれた心だけ
首筋に真っ赤な痕 所有者は自重しない
従うのは当たり前捧げるのは お前の生粋
シルクのような髪 剥ぎ取ったのはお前の果肉
我慢しない 我慢しないから
お前の愛液が足りない 融けないであかいばら
紅い雨降り続く 純白を汚していく
汚染物質の隠れ家 君に取り付かれたみたい
絡み付いて 離れない
あかいばら君に咲かそう 卑猥な場所に植え付ける
種を君の内に潜める 歪んだ顔を眺めるよ
抱きしめて 離さないでいてあげるから
血を吸って 一緒になりたいの
耳元の甘い囁き 留まらない抑制
もうじき あかいばらは咲くだろう
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