くろねこがくれたもの
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ある年の寒い冬。 みおちゃんが幼稚園から帰ると、くろねこさんが居ませんでした。 「くろねこさーん!くろねこさーん!」 何度大きな声で呼んでも、「にゃー」の返事もない「リン」という鈴の音も鳴りません。 不安になって、もっと大きな声で呼びました。 「くろねこさん!」 みおちゃんは悲しくなって、泣き出してしまいました。
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