城下街へ

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「大丈夫よ。ほら変装していけば!」 「え!サニア様!!?」 黒髪のボブに、民衆くさい服を着たサニア。 「(着替えるのはやっ!)って、いったい何処からそんなものが」 「ふふふ、これね結構使えるのよ?小さい頃からいくつか持ってるの」 「もしかして、よく抜け出してらしたんですか?」 「あら、当たり」 無邪気にサニアが答えた。 「(サニア様が…意外だサニア様が…え)」 「なぁにマース。そんなに意外だった?」 「あ、いえ。ちょっと驚いたというか(なんていうか)」 「ほら、こんな男装だってあるのよ」 「ぶふっ(う、美しい(鼻血))」
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